下地幹郎氏、立候補へ/県知事選
31日に出馬表明
11月16日に執行される県知事選挙に政党そうぞう代表の下地幹郎元郵政民営化担当相(52)が出馬する意向を固め、31日に那覇市内で出馬表明することが25日、分かった。下地氏は本紙取材に「保守、革新にとらわれない新しいスタイルでの政治を目指したい。政治イデオロギーに頼らない形で選挙戦に挑む」とコメントした。無所属での出馬となることから、25日に開いた政党そうぞうの役員会で、下地氏は辞表を提出し、代表を辞任することを伝えた。同役員会は全会一致でこれを了承した。
同党の當間盛夫代表代行によれば、役員会では下地氏の知事選に懸ける思いが強く、役員会は、その意向を尊重して出馬することを承認したという。また、イデオロギーにとらわれない形での選挙スタイルを希望していることから、代表職辞任も全会一致で承認した。同党の新役員体制は後日、再度、役員会を開いて決定するとしている。
同県知事選には25日現在、現職の仲井真弘多氏、現那覇市長の翁長雄志氏の立候補が明らかとなっており、下地氏の出馬によって、「三つどもえ戦」の様相が色濃くなった。
3氏とも出馬表明の日取りを明らかにしているが、このうち、下地氏の表明が最も早くなる。
下地氏は今年5月ごろから次第に知事選に向けた動きを活発化させており、7月初めごろまでは「出馬を検討している」として、出馬の可否表明を今月末ごろに予定していた。