福祉施設の仕事学ぶ/サマーボランティア研修
花の植栽など担当
2014年度宮古島市サマーボランティア体験研修会に参加している約40人の中高生は1日、みやこ学園など複数の福祉施設で体験学習を行った。花の植栽や工芸品づくりなどの作業を通して福祉施設に対する認識と理解を深めた。
みやこ学園では5人の生徒が学習した。施設の職員や利用者から指導を受けながら、施設内で日々行われている作業を学んだ。
上野中学校3年の新里菜緒さんはエコクラフトマグネットづくりに挑戦。指先を使ってエコクラフト(紙バンド)を折り曲げ、ボンドで接着するという細かい作業に数時間集中した。ボランティアに高い関心がある新里さんは「とても勉強になった」と話した。
宮高1年の波平夢真さんと平良中3年の友利美喜さんは花の植栽を担当した。
2人はプランターに土を入れ、花を植栽する作業を手際よくこなした。宮高ボランティア部に所属する波平さんは「普段できないことをこういう研修を通して経験できる」と笑顔。友利さんは「作業が楽しい。施設のことがよく分かったのでこの研修会に参加してとても良かった」と話した。
サマーボランティア体験研修会は7月31日にスタート。初日は車いすの操作方法などを学んだ。きょう2日は交流ボウリング大会に参加する。研修会は市社会福祉協議会が主催。