社会・全般
2010年9月29日(水)9:00
東南海岸一帯で塩害/台風11号影響
一部キビの葉枯れる
城辺の保良から仲原、友利、上野の宮国にかけた東南海岸一帯のサトウキビに台風11号に伴う塩害が目立っている。台風から1週間過ぎた現在、葉の緑が回復しつつあるものの、枯れた葉が多く畑の景色は全体的に茶色っぽい。東南東の強い風が吹き、雨量が少なかったのが一帯に塩害をもたらした要因とみられている。
宮古製糖城辺工場では「葉の裂傷や塩害による品質への影響が少し懸念されるが、収量的にはないと思う。収穫までに3カ月以上の回復期間がある。塩害があるのはごく一部地域なので、全体への影響はほとんどないと思う」と話している。
東海岸の防風防潮林では、葉の枯れた木も見られる。ギンネムは、葉が枯れ落ち裸状態になっている。
台風11号は18日午後5時ごろ最接近し、最大瞬間風速は同6時12分に東南東の風35㍍を観測した。降り始めから終わりまでの雨量は平良下里で46・5㍉と少なかった。