注意喚起看板を設置/宮古島署
砂山ビーチ事故受け
潮流、海底の調査を提言/市水難事故防止協
砂山ビーチで7、8月に観光客が連続して4人死亡した事故を受け、市水難事故防止推進協議会(会長・下地敏彦市長)は15日、緊急の対策会議を市平良庁舎で開催した。再発防止に向け、同ビーチ入口に観光客らに注意を喚起する看板を設置する。また、潮流、海底の調査実施の提言もあった。
会議には市観光課、都市計画課、県、宮古島署や宮古島海上保安署など関係機関から約20人が出席した。看板設置の予算は市の予備費で充当し、文言は宮古島署など関係機関の案を元に、同協議会が決定する。看板は市と協議会の連名で設置することも確認された。
同理事会の理事長を務める、市生活環境部の平良哲則部長は「砂山ビーチの潮の流れや海底の調査を実施し、危険地点の隔離も必要ではないか」と提言した。
また、宮古島署地域課の高吉秀行課長が当面の対策として「水難事故発生。砂山ビーチは急に深みになっている。十分注意してほしい」などと書かれた看板をこの日、同ビーチ入口に設置したことを報告した。
観光客らに人気があるビーチなので、監視員の配置はできないかなどの意見も出たが、同ビーチは海水浴場ではないため、配置は検討されていないことが報告された。
また、救命用の浮き輪の設置などの提言もされた。
会議ではこのほか、パイナガマビーチでのサメ目撃情報について、サメなどの大型の海洋危険生物の目撃情報などは、宮古島署が通報を受けることが確認された。