貴重な体験、視野広げた
豆記者8人が取材報告
第53次本土派遣豆記者取材報告会が17日、市働く女性の家「ゆいみなぁ」で開かれた。宮古地区を代表して参加した8人の児童生徒が学習の成果を共有し「貴重な体験を通して視野を広げることができた」と自身の成長に胸を張った。
第53次豆記者の8人は7月28日から8月2日までの6日間、東京都や北海道で取材活動を行った。
東京では国会議事堂や総理官邸、東宮御所、世田谷区役所、北海道では旧北海道庁舎などを訪問するなどして見識を深めた。
報告会では、はじめに宮古地区豆記者交歓会の本村幸雄会長が「報告会は取材活動を通してそれぞれが感じたこと、考えたことを共有することが目的」と意義を強調。その上で「豆記者として学んだことをぜひ行動に移してほしい。実践あるのみです」と述べ、行動の大切さを語った。
この後、豆記者8人が発表した。平良第一小5年の中尾美月さんは「人生でなかなか経験できないことを体験した。この経験と思い出を大切にしてこれからも頑張っていきたい」と充実した表情で話した。
北中1年の糸数クララさんは「豆記者の活動を通して学んだことを、今後の生活や将来に生かしたい」と気を引き締めた。
下地中2年の友利幸一朗君と城辺中2年の仲里克樹君は北方領土問題に高い関心を持った。友利君は「北方領土について学習したことを学校や部活動で友達や後輩に伝える」と決意。仲里君は「私たち自身が北方領土問題を理解し、発信していけば解決はそう遠くないと思う」と話した。
このほか西辺中2年の砂川優美さん、北中3年の上地琉夏さん、平良中3年の下地美寧さん、池間真子さんも取材で得た自分自身の考えを主張。これからの学校生活の中で生かす決意を発表内容に込めた。