生徒たちに獅子舞を指導/久松学区
街づくり委が活動開始
久松学区ずみ街づくり委員会(仲宗根優代表)は18日、久松中の生徒たちに獅子舞を指導する、今年度最初の活動をスタートさせた。青年会のメンバーが獅子役はやし役などに動きや曲のテンポ、音程などを教えた。練習の成果は9月7日の同校運動会で披露する。
同委員会は「2014年度地域づくり支援事業」(公募型)で新規に採択された。市の補助金を受けて、久松地区の獅子舞や久松五勇士踊りなどの伝統文化継承、消防団と連携した防災訓練などを実施する。
獅子舞の指導は、同校体育館で20日まで。男子生徒全員が参加して行われる。
初日は獅子を動かす「ターサー」や三線、鐘、太鼓、ホラ貝など、各担当に分かれて練習が行われた。
ホラ貝担当の垣花亮大郎君(1年)は「音を出すには口に息を溜めた後、口を閉じたまま息を吹き出すのがコツと言われた。難しいが、しっかり練習してコツをつかみたい」と話した。
運動会の獅子舞では3年連続でホラ貝を吹くという友利滉弥君(3年)は「獅子舞では表に出ず、脇役であまり目立たないが本番では大きな音を出してアピールしたい」と笑顔だった。
同委員会の仲宗根代表は「先輩たちからしっかりと伝統の獅子舞を受け継いでほしい」と生徒たちに呼び掛けた。
同支援事業は、地域づくり協議会のない平良地区が対象。今年度、市の補助金を受けて事業を展開する団体は久松学区ずみ街づくり委員会など10団体。