篠塚さんに世界最速認定証/ソーラーカー
宮古島ではギネス初認定
パリ・ダカールラリーで日本人初の総合優勝(1997年)を成し遂げた、篠塚建次郎さんが代表兼ドライバーを務める「チームSHINOZUKA」が22日、下地島空港でギネスのソーラーカー世界最速記録を更新し、ギネスの認定を受けた。20日に記録した91・333㌔には及ばなかったものの、これまでのギネス記録、時速88・738を0・153㌔上回る、時速88・891㌔の記録を出した。宮古島でのギネス世界記録認定は今回が初めて。
この日、ギネス世界記録日本の公式認定員グリナズ・ウカソヴァさんの立ち会いの下、午前11時30分すぎから1時間の走行で記録を更新。ギネス世界記録日本から認定証が授与された。
ソーラーカー世界最速記録のギネス認定を受けた篠塚さんは「ハラハラ、ドキドキの連続だった。風が弱かったのは良かったが、大きな雲で太陽光が遮られると、動かなくなるぐらいパワーが落ちる。途中で止まりそうになったりした。今のギネス記録を本当にごくわずか上回った。これまでのギネス記録のハードルの高さを感じたが、目標が達成できたので満足している」と笑顔で話した。
篠塚さんらは19日から、同空港でソーラーカー世界最速記録達成に向け挑戦を続けていた。ギネス公式認定員の立ち会いはなかったものの、20日には世界最速となる時速91・333㌔を樹立した。今後、書類、映像でこの記録をギネスに申請し、今回樹立した時速88・891㌔の認定記録の更新を図る。