指定管理者候補にJアルコ/市エコPR館
選定委 市議会9月議会に提案
市指定管理者候補者選定委員会(委員長・長濱政治副市長)はこのほど、市下地字上地のバイオエタノール製造施設前に建設されている市エコアイランドPR館「エコパーク宮古」の指定管理者候補者に日本アルコール産業(ジェー・アルコ)を選定した。同指定管理については市議会9月定例会に提案され、議決を経て正式決定となる。
同施設は、環境保全への意識啓発や観光振興支援を目的に、地球に優しいエコの島・宮古島の取り組みを発信する拠点として2013年12月に着工。1階建て平屋鉄筋コンクリート造りで面積は約225平方㍍。事業費は9782万7700円で、一括交付金を活用。建物はすでに完成していて、今後はエコ施設・事業説明映像や説明パネル、パンフレットなど展示物の設置が行われる。
同施設の指定管理者募集は6月24日から7月23日まで行われたが、応募したのはバイオエタノール製造施設の指定管理も行うジェー・アルコのみだった。指定管理者候補者選定委員会は今月11日に開かれ、選定基準に沿った審査を行った結果、同社を指定管理者候補者に選定した。
市議会9月議会での議決が得られれば、10月1日から指定管理者となる予定。指定期間は17年3月31日まで。同施設の指定管理者に対し、市からの指定管理料の支払いはない。施設に修繕が必要となった場合には1件5万円以上は市が、それ以下は指定管理者が負担する。