お手柄で功労表彰/宮古島署
振り込め詐欺発生の未然防止
宮古島署(平良英俊署長)は11日、特殊詐欺(架空請求)事件の発生を未然に防いだとして、仲田敬一さん(34)=茨城県出身=と上里和則さん(31)=宮古島市城辺出身=の2人に署長感謝状を贈呈した。
同署によると、仲田さんと上里さんは、今年8月5日、市内のファミリーマート宮古鏡原店に設置された端末装置に不慣れな女性から支払方法の相談を求められた。2人は事情を聞いた結果、特殊詐欺の可能性が高いと判断。警察へ通報し事件の発生を未然に防止した。
平良署長は「特殊詐欺については、昨年は全国で約500億近い被害が出ている。今年は昨年以上の被害ペースとなっている。一番大事なものは被害を未然に防止すること。2人には大変感謝している」と述べ、さらなる協力に期待を寄せた。
感謝状を手にした仲田さんは「女性客に通常の支払いとは違うと違和感を持ち、店長に相談した。表彰されてうれしい」、上里さんは「女性の行動に違和感を持ち、警察へ相談した。日頃から振り込め詐欺がないように気をつけている。事件を防げて良かった」と語った。