新里さんラジオ沖縄社長賞/婦人の主張中央大会
宮島学区婦人会 砂川学区の吉田さん努力賞
【那覇支社】県婦人連合会(平良菊会長)など主催の第47回婦人の主張大会が19日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれ、宮古地区代表の新里まつ江さん(宮島学区婦人会)は「支え合う力で魅力ある婦人会を」と題して発表しラジオ沖縄社長賞を受賞した。吉田和子さん(砂川学区婦人会)には努力賞が贈られた。
新里さんは魅力ある婦人会をつくることを目標に活動への参加を決意。「できることからはじめよう」と、運動会への参加や神事の聞き取り、納涼祭での子供たちとの共同作業など婦人会活動を広げていく。活動を通して地域の人たちに支えられていることや青年会、老人クラブ、婦人連合会などと連携することの大切さなどを学んだ。「社会全体が高齢化、少子化、過疎化が進み、小さな学区にとっては大きな課題。自分たちで前向きに考えないといけない」と決意を示し、「広がる婦人会、魅力ある婦人会は連携から」と訴えた。
同大会は、女性の能力開発と地位向上、婦人会組織の活性化、調和の取れたふるさとづくりを目指し、1968年から毎年開催されている。今大会には宮古、八重山など県内6地区の代表12人が出場した。宮古地区からは新里さん、吉田さんのほか、砂川恵子さん(上野学区婦人会)が原稿参加した。
主催者あいさつで平良会長は「社会状況を反映した題材や実践を取り上げて、発表力も年々向上し聴衆に深い感動と勇気を与えてきた。この大会への挑戦に自信と誇りを持って主張してほしい」と発表者を激励した。
表彰式の後、新里さんは「少し緊張したが、思いが伝わって良かった。貴重な経験をさせてもらいありがたい。今後も前向きに課題に取り組みたい」と喜びを語った。