子牛平均は51万6754円/9月期肉用牛競り
キロ単価2048円の高値
JAおきなわ宮古家畜市場の2014年9月期肉用牛競りが19日開かれ、子牛の1頭平均価格は前月比1万3069円高の51万6754円の高値取引が成立した。平均キロ単価も2048円(同比67円高)と高い値が付いた。成牛を含む今月競りの売り上げは1億8383万円だった。
今月競りには子牛333頭が上場され、このうち332頭が競り落とされた。
性別の1頭平均価格は去勢が54万3342円、雌が47万5958円といずれも高値。平均キロ単価は去勢2094円、雌は1973円だった。
1頭当たりの最高価格は70万920円で、最低価格は32万5080円。子牛のみの販売額は1億7156万円だった。
今月も高値取引に沸いた子牛競りだが、前月に続いて頭数の減少傾向が課題として残った。今月は前年同月と比べて36頭減少しており、仮に1頭平均価格を50万円に設定すると影響額は1800万円にも上る。
頭数の減少要因は生産者の高齢化。廃業する農家も増加傾向にあり、今後の担い手育成を含む増頭運動の成果が問われている。
成牛を含む上場頭数は376頭。うち374頭が競り落とされ、1頭平均価格は49万1524円(去勢54万3342円、雌43万1320円)と高値だった。平均キロ単価は1789円。