「市民の立場で応対を」/市議会一般質問
市役所「たらい回し」で國仲氏
宮古島市の安谷屋政秀総務部長は24日、市職員の窓口業務について「市民の立場に立った応対を行うよう周知徹底していく」と述べ、市民に信頼される市役所づくりを改めて強調した。開会中の市議会(真栄城徳彦議長)9月定例会一般質問で國仲昌二氏の質問に答えた。
國仲氏は質問で、自身が市役所を訪れた時に「たらい回しにされた」と指摘。「なぜ、役所内で連絡しあって後日、連絡させるという発想が出ないのか。市民からすれば役所は一緒。担当が違っても話を聞いてから担当に伝え対応するというのが市民の立場に立った対応ではないか」と述べた。
これに対し安谷屋部長は「業務を遂行するに当たっては、市民目線で市民の立場に立つこと、市民の信頼を損なわないよう常日ごろから周知している」と強調。その上で「市民の立ち場を考えた場合、その場で担当者と連絡を取り合い、その場で電話対応してもらうか、後日、連絡させるといった対応を取る必要がある」と述べ、今後、市民サービスの充実と質の向上を図っていく方針を示した。
「市地域防災計画」の中で、災害警戒本部設置時には14人の部長職を配置することになっているが、特別警報が発表された台風8号の際には5人しか配備されなかったことについて、安谷屋総務部長は「出張や、やむを得ない事情で配備できなかった場合は各部の次長、課長で対応している」と答弁。長濱政治副市長は「自宅待機というのも当然、配備という考え方である」と答えた。
これに対し 質問した國仲氏は「防災計画で明確に配備するとうたっておりながら配備しないというのは大きな問題。きめ細かなマニュアルを作るとか、今後検証するとか言っているが、まずは計画を順守してもらいたい」と述べた。