地域社会との共存訴え
日本国籍フィリピン人協が来島
「日本国籍フィリピン人協会」(宜野湾市)のモンテロラ・テレサ会長ら会員が26日、市役所平良庁舎に長濱政治副市長を訪ねた。テレサ会長らはグローバル化が進む中、地域社会との共存共栄を目指す同協会の活動などを説明し理解を求めた。
来島目的は、宮古島市に住むフィリピン人の生活についての問題点や課題点などを聞き取り調査し、共存共栄する社会の実現を目指す。また、互いに一体となり、地域社会に貢献していくことを確認することが目的。
長濱副市長は「沖縄は外国人が多く住んでいることから、外国人を受け入れる素地ができている。『外国人ノー』という所ではない。宮古でもフィリピン人たちが伸び伸びと暮らしている」と話した。
市社協によると、宮古に住む外国人を対象にした日本語教室の開催など、生活面のサポートを実施しているという。
同席した宮古在住のフィリピン人の女性は「たくさんのイベントや婦人会活動に参加している。友人の幅が広がった」と話した。
同日は市社協の活動報告や人権、福祉、活動状況などを報告する「交流意見交換会」、親睦会などを開き、情報交換を行った。
市によると、宮古島に住むフィリピン人は8月31日現在で81人(男性4人、女性77人)。