カツオ一本釣り体験/伊良部海暮らしツーリズム
第1回モニターツアーを実施
伊良部島海の暮らしツーリズム共同事業体(伊良部漁協、宮古島観光協会)は25、26の2日間、民泊事業を想定した第1回モニターツアーを実施した。モニター参加の8人は、カツオ一本釣りや佐良浜郷土料理教室などに挑戦し、漁村で生きるための適応力を学んだ。今後民泊を利用した旅行型ニューツーリズムとして県内外に情報を発信していく。
2014年度県地域観光資源創出支援事業の一環。8人は26日未明、カツオ一本釣り漁船の喜翁丸と八幸丸に分乗した。沖合に設置されている中層浮き魚礁(パヤオ)周辺でカツオ一本釣りを体験した。2隻は正午までに帰ってきた。このうち喜翁丸はカツオやシビ(キハダマグロの幼魚)を計1・5㌧水揚げし大漁した。
喜翁丸で参加者した同協会の大嶺星道さん(21)=上野出身=は「初めてカツオ一本釣りを体験した。これから伊良部の旅行型ニューツーリズムの魅力を発信したい」と意気込む。
同船の漢那竜也船長は「いつでもカツオ一本釣りの体験はできる。今後の旅行型ニューツーリズムによる活性化に期待している」と語った。
来年1月31日の伊良部大橋開通・離島航路閉鎖後、人や車の流れが大きく変化すると予測。バスやレンタカーで新たに伊良部島に来る観光客が、漁業体験プログラムへの参加や新鮮で美味しい魚を食べるために佐良浜漁港に訪れることで、同漁港のにぎわいを持続していくのが目的に開催された。本格的な事業展開は来年2月以降。
次回のモニターツアーによる事業実証は11月下旬に予定している。