「必要血液の島内確保を」/市献血推進協議会
新委員7人に委嘱状
2014年度市献血推進協議会が30日、市役所平良庁舎で行われ、新委員7人に長濱政治副市長から委嘱状が交付されたほか、10月から始まる宮古地区での第2回移動献血に向け市民に理解と協力を呼び掛けた。
あいさつで長濱副市長は「宮古地区の献血は近年伸びてはいるものの必要量の確保はできていない。島内で必要な量を島内で確保できるよう市民に理解と協力を求めていきたい」と述べた。
また、県赤十字血液センターの山城幸広献血推進課長も「宮古地区では5月に行われた第1回移動献血で761人が協力してもらい月からの第2回では775人を目標にしている。近年は増加傾向で推移しているのでさらに協力を求めていきたい」と話した。
この日示された宮古地区への血液供給と献血対比では、2012年度が血液供給数2154人に対して献血人数が1406人となり、748人分が他地域からの応援によるものであることが示された。
そのほか、献血推進に対する貢献への感謝状の伝達も行われ、長濱副市長から県立宮古病院などに感謝状が伝達された。
同協議会は、献血協力事業所の代表や各高等学校長、関係行政機関の代表者などで構成し、献血思想の啓発普及や推進組織の育成などの事業に取り組んでいる。