平一、7年ぶり頂点/宮古体育大会
北の連覇阻み総合優勝/全16競技、陸上で幕
第41回宮古体育大会は12日、最終の陸上競技を終えて閉幕した。8月の開幕から全16競技の総合得点で争う学区対抗は平一が7年ぶりに優勝し、北の7連覇を阻んだ。平一は角力以外の15競技に出場してくまなく得点を重ね、強豪の北に競り勝った。平一学区体育協会の垣花泰隆会長は「役員と選手が一丸となった取り組みの成果。本当にうれしい」と話し役員、選手と会心の勝利を喜び合った。
大会は8月17日に開幕した。先行競技のゴルフ、水泳、卓球をはじめバレーボール、サッカー、バドミントン、剣道、柔道、軟式野球など16競技で18学区の代表が熱戦を繰り広げた。
総合優勝した平一の強さは角力以外の全競技に出場できる層の厚さ。結果として、ハンドボール女子、卓球、ボウリングの3競技で優勝し、バスケットボール女子、ソフトテニス、テニス、剣道、ゴルフ男子で2位を獲得している。
今大会、特に力を入れたのが陸上。毎回この競技で北に逆転を許してきただけに、早い段階から役員と選手が一丸となって競技力の向上に努めてきた。
この結果、陸上だけでも北を上回る得点を挙げて7年ぶりの頂点に立った。
総合2位は北、3位には上野が入った。女子の部は上野が優勝、2位北、3位西辺の順だった。
平一学区体協の垣花会長は「役員の結束力が大きな勝因。久貝(貴之)理事長を中心に若い人が頑張った」と若手の台頭を勝因に挙げた。その上で「いつも陸上で逆転されて悔しい思いをしてきたので、その分きょうの優勝はうれしい。来年はさらにレベルアップして連覇を達成したい」と話した。
若手をまとめ上げる久貝理事長は元々北学区の選手。「平一に移ってきた当初は陸上の選手が4人しかいなかった」と苦笑いを見せる。そんな平一学区から今大会の陸上に出場した選手は35人。「早い段階から選手の確保と育成に取り組んできた成果が表れたと思う。陸上で逆転されずに優勝できてうれしい」と喜びをかみしめた。
総合結果は次の通り。
【総合】①平一②北③上野④久松⑤下地⑥東⑦西辺⑧南
【女子総合】①上野②北③西辺④平一⑤下地⑥佐良浜⑦久松⑧城辺、南、東