イキマの生物を紹介
15年版 「島こよみ」発行祝賀会
池間島や宮古近海の美しい魚や海中生物を紹介したカレンダー「イキマ島こよみ」(池間の海のいきものカレンダー2015年版)=発行元・NPO法人いけま福祉支援センター=がこのほど完成し、14日から市内主要書店や空港売店などで販売を開始した。
同カレンダーの海中写真撮影に協力した池間漁協(長嶺巖組合長)といけま島おこしの会(波平三郎会長)は13日、2015年の新カレンダー発行を記念して、同カレンダーの海中写真撮影に協力した漁師らを集め祝賀会を催した。
同カレンダーは365枚の海中生物の写真に、和名、池間名、旧暦、池間島の潮汐、島の行事や祭祀など、島に特化した情報が盛り込まれている。14年まで見開きA3版の大きさだったが、「もっと見やすくしてほしい」という要望に応えて15年からは見開きB3版にサイズを拡大した。
新しいカレンダーは写真50点を差し替えており、より美しい仕上がりになっているという。また、長嶺組合長によれば、各月ごとのコラムはこれまで1人による執筆であったが、同漁協所属の漁師たちが分担して執筆を担当し、全員で校正などの作業を行った。
長嶺組合長は「最高齢では81歳の現役漁師、勝連忠治さんの談話もコラムに載っている。ベテラン漁師の話には味があり、みんなに喜んでもらえる内容になっている」と話した。