1万6000匹を放流/ハマフエフキ
シラヒゲウニは計画の20%/栽培漁業推進協議会
宮古地区栽培漁業推進協議会が27日、市役所平良庁舎で開かれ、2013年度の放流・種苗実績が示された。ハマフエフキは計画を上回る1万6000匹を放流したが、タイワンガサミやシラヒゲウニは計画を下回った。シラヒゲウニは計画の20%にとどまった。
同協議会は、漁業生産の安定と増産を目的とする団体で、栽培漁業の構想や計画を策定し、栽培漁業の円滑な推進と漁場の管理方式の確立を図る。宮古島市と多良間村、地区3漁協などで構成し、下地敏彦市長が会長を務めている。
実績報告によると、ハマフエフキは1万2000匹の計画に対して1万6069匹を放流。佐良浜漁港や池間島北沖、多良間普天間港などに放した。
25万匹を計画したタイワンガサミは8万2740匹にとどまった。親ガニの確保が遅れたことが要因。
シラヒゲウニは稚ウニ7760個を放流。計画の20%にも満たなかった。県から購入する予定だった6万個が1・5万個と大幅に減少したことが原因。沖縄本島からの輸送中に多くのウニが死んだとされ、輸送の方法に課題を残した。
ヒメジャコは3万500匹を配布、ヒレジャコは1500匹だった。
これらの実績を確認した上で14年度の事業計画を策定。ハマフエフキは1万2000匹、タイワンガサミは10万匹、シラヒゲウニは3万個を放流する。
この日の協議会では、時期的に不足するカツオ漁の生き餌を確保する方針も確認。サバヒーも生産する方向で研究を進める。