沖縄の未来をつくる/下地幹郎氏
勝利向け総決起大会/「宮古から知事を」と気勢
県知事選に立候補した宮古島市出身で、元防災・郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)=無・新=は31日、告示後初めて宮古島入りし同日夕、市内ホテルで総決起大会を開いた。下地氏は「辺野古移設問題は県民投票で民意を明確にし終結させ、次世代につながる沖縄の未来をつくりたい」と述べ、支持者らとともに勝利に向け気勢を上げた。
「宮古島から知事を誕生させる会」(西里秀徳会長)が主催。応援弁士らは「宮古島から初の県知事を誕生させよう」と呼び掛けた。
宮古選対本部の平良勝之本部長は「宮古島から県知事を誕生させたいとの気持ちで3カ月が経過した。われわれは一致団結し、全力投球で頑張り、子や孫に誇れる下地知事を何としてでも誕生させよう」とあいさつした。
西里会長は「沖縄本島でも次第に幹郎支持のうねりが高くなっている。宮古から知事を誕生させる千載一遇のチャンスが訪れた。どの候補者よりも、丁寧でダイナミックな政策を打ち出している。天下分け目のこの戦いでみんなで力を合わせ、この知事選を勝利しよう」と訴えた。
下地氏を支持する市議の新里聰、前里光恵、池間豊、山里雅彦、下地智、仲間頼信、粟国恒広の7氏が登壇し団結をアピールした。
下地氏は「公選掲示板に張られた私のポスターには、それぞれの地域の課題が記されている。県内の全市町村を巡り、さまざまな職場体験をしながら地域の課題を見て回った。今、沖縄の知事には企画力と責任を持つという強いリーダーシップが求められている」と述べた。
その上で、「本気で責任を持って取り組む県知事になる。辺野古移設問題は県民投票で民意を明確にし終結させ、次世代につながる沖縄の未来をつくりたい。アララガマ魂で頑張り抜くので、皆さんの応援をよろしくお願いしたい」と支持を訴えた。
最後は佐和田涼子女性部長の「ガンバロウ三唱」で、初の宮古島出身の知事誕生を誓い合った。
下地幹郎(しもじ・みきお)1961(昭和36)年8月14日生まれ、53歳、宮古島市出身、中央学院大学卒、96年衆議院議員選挙(沖縄1区)で初当選。98年沖縄開発政務次官、2002年経済産業大臣政務官、12年郵政民営化・防災担当大臣(野田第3次改造内閣)