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政治・行政
2014年11月5日(水)9:00

「新基地建設許さない」/翁長雄志氏

オール沖縄の誇り胸に/新知事誕生へ支持者ら気勢


翁長新知事誕生に願いを込め、ガンバロウ三唱を行った=4日、ぱいながまホール

翁長新知事誕生に願いを込め、ガンバロウ三唱を行った=4日、ぱいながまホール

 県知事選挙に立候補した前那覇市長の翁長雄志氏(64)=新・無・社民、共産、生活、社大支持=は4日、告示後初めて宮古島入りし、平良西原の簡易郵便局前を皮切りに市内各所でポイント演説を行い、同日夕から、ぱいながまホールで個人演説会を催した。翁長氏は「一部の政治家はぶれたが、県民はぶれない。子や孫が誇りと自信、勇気を持って飛び立てる平和な未来を作ることが役目だ」と述べ、普天間基地の辺野古移設に反対する思いを訴えた。

 個人演説会には、これまでの保革の枠を越え多くの支持者が集まり、翁長新知事誕生に願いを込めた。

 翁長氏の支援母体である「ひやみかちうまんちゅの会」みゃーく共同代表の奥平一夫県議が開会のあいさつで、「まさに沖縄の歴史が変わるこの知事選で、基地経済から脱却し、沖縄の真の自立を実現できるのは翁長氏だけだ」と述べ、有権者に支持を呼び掛けた。

 宮古選対を代表して登壇した下地学代表は「基地に翻弄され、県民同士が対立するという構図を無くしたいとの思いで翁長氏は那覇市長職を辞してまでこの選挙を戦っている。沖縄の未来を託せる唯一の候補者だ」として力強い支持を求めた。

 「ひやみかちうまんちゅの会」本部を代表してあいさつした平良朝敬副本部長は「われわれ県民の自己決定権をどのように勝ち取るかがこの選挙に託されている。平和の実現こそが宮古の経済振興をも前へ推し進める」と述べた。

 翁長氏は「県民の心を一つにして、保革の枠を乗り越え、オール沖縄の平和に対する県民の思いは、米軍基地建設とバーターするわずかばかりのお金では絶対にぶれないのだという姿勢を政府に示す。県民の誇りある豊かさのために、辺野古新基地建設は絶対に許してはならない。それこそ沖縄振興に逆行する行為だ。沖縄のダイナミズムを示し、平和で豊かな沖縄を必ずや実現する」と訴えた。

 宮古島市議団を代表して新城元吉氏が、女性を代表して、うまんちゅの会みゃーくの与儀千寿子副代表が決意表明した。

 労組政策推進会議の池間寛信議長の掛け声で「ガンバロウ三唱」を行い、翁長氏必勝に向けて支持者らが気勢を上げた。

 翁長雄志(おなが・たけし) 1950年10月2日生まれ、64歳、那覇市出身、法政大学卒、1985年那覇市会議員に初当選(2期)、92年沖縄県議会議員に初当選(2期)、2000年那覇市長選挙に立候補し初当選。14年10月3日まで4期連続して務める。


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