魅力ある園づくりへ/善野教授が講演
学校評価テーマに研究発表/幼稚園教育課程研究協議会
県教育庁宮古教育事務所の2014年度宮古地区幼稚園教育課程研究協議会が17日、「幼稚園における学校評価について」を研究主題に県宮古合同庁舎で行われた。市内3幼稚園による実践発表や講演会などが行われ、参加した公立、私立幼稚園の園長や教諭らが魅力ある園づくりや子供たちに提供する充実した教育方法について学んだ。
講演では、奈良学園大学人間教育学部の善野八千子教授が「元気の出る幼稚園づくり~学校評価を生かした保育改善を通して~」の演題で講話した。
善野教授は、これからの学校園に求められるものとして「期待と信頼に応える公教育の実現」とし、法令順守の徹底▽地域協働のマネジメント▽学校評価を生かした学校園の改善▽知・徳・体を育成の具体策発信と実行▽教職員の資質向上と行動変容-を示した。
また、元気の出る園づくりに向けて、機能する組織力と意味のある連携力のほか、知恵を形にして心の通い合う園運営を呼び掛けた。
そのほか、久松幼稚園、平一幼稚園、伊良部幼稚園が「幼稚園における学校評価について」をテーマにした研究成果と課題を報告した。
参加者たちは、今後の園運営や活動に生かそうと3園が取り組んだ研究発表や善野教授の講演の内容に真剣な表情で聞き入っていた。
この取り組みは、幼稚園における学校評価について、研究発表や協議、講演を通して理解を深め、今後の幼稚園教育に資することを目的に開催された。