繊細で迫力ある演奏魅了/世田谷区民吹奏楽団交歓演奏会
友好都市のきずな深める
宮古島市制施行5周年と世田谷区民吹奏楽団創立20周年を記念する同楽団の交歓演奏会が3日午後、平良のマティダ市民劇場で開催された。同楽団のメンバーが迫力かつ繊細な吹奏楽で詰め掛けた聴衆を魅了。地元の合唱団や中学校の吹奏楽部とも協奏し、音楽を通して友好都市としてのきずなを深めた。
ヨーロッパ各地で演奏活動を行い、国内外から評価される佐藤菊夫さんが音楽監督と指揮を務め、団員が質の高いきめ細やかな演奏を披露した。
第1部ではディズニー・クラシックス・レビューやルパン三世のテーマなど、聴衆が聞き慣れた曲を数曲演奏した。平良、北の両中学校の吹奏楽部は合同演奏に参加し、世田谷区民吹奏楽団と音楽を通して交流した。
第2部では、ソリスト・ユーフォニアム奏者の齋藤充さんが演奏し、聴衆の視線を一身に浴びた。
最後は黒澤吉徳作曲の「海のまほろば」より終楽章{祈り}を演奏した。地元の合唱団が歌って交歓演奏会を締めくくった。
同吹奏楽団はブラスサウンドを愛する地域の情熱によって1990年に設立された。以来、年間10回ほど演奏会などの活動を続けている。学生から社会人まで幅広い年齢層で構成され地域音楽文化の発展に寄与している。