教育委員不在が解消/多良間村
村長が辞令交付
【多良間】伊良皆光夫村長は20日、同村教育委員に辞令を交付した。定数3に1人が欠員だった同村教育委員は、10月に2人が相次いで辞表を提出したため、11月から教育委員が不在となる異例の事態が続いていた。21日に会議を開き、教育長の選任などが行われる予定。
辞令が交付されたのは同村の元教育課長、知念信雄氏(64)=塩川=、前の村総務財政課長、池城三千雄氏(59)=仲筋=、主婦の新里五子氏(48)=塩川。新里氏は私用で欠席したため、辞令は21日交付される予定。
3氏は19日の同村議会臨時会に伊良皆村長が同意案を提案し、全会一致で同意された。
同村の教育委員をめぐっては、委員に保護者要件を満たしていないことから、村議会が同意案を否決していた。委員の一人、新里氏は保護者。
辞令を受けた知念氏と池城氏は「学校や家庭、地域、行政との連携を密にし、子供たちの健全な教育のため頑張りたい」とそれぞれ抱負を語った。
伊良皆村長は「子どもたちの学力向上はもとより、スポーツや学力向上に向け大きな力になってほしい」と激励した。