下地中を環境緑化表彰/豊見城市で育樹祭開催
【那覇支社】「未来へと 豊かな緑が 響(とよ)むまち」を大会テーマにした2014年度緑の育樹祭(主催・県緑化推進委員会、豊見城市)が22日、豊見城市の豊崎海浜公園で行われ、緑の少年団や国、県、市町村農林関係者、企業・団体など約700人が参加した。
県内各地で学校や地域の緑化に尽力した個人・学校・団体を表彰する県緑化コンクール(同委員会主催)の「学校環境緑化の部」で準特選(県知事賞)の下地中学校(久高三彦校長)、「緑化功労者の部」で会長賞の山中喜(ぷからす)会(伊良皆哲夫会長)らに表彰状が贈られた。
育樹祭は全島緑化県民運動「一島一森で花と緑の美ら島づくり」の一環として、
県民一体となり豊かな緑に包まれた潤いと、安らぎのある美ら島の実現を目指し毎年開催される。
主催者あいさつで同委員会長の喜納昌春県議会議長は「日頃から環境緑化の推進に努められ、緑豊かな住み良い郷土づくりに尽力され心より感謝する。今後とも県土緑化への活躍に期待したい」と激励した。
仲井真弘多知事(代読・當間秀史環境部長は式辞で「県は沖縄21世紀ビジョンで示した『緑の美ら島』の創世に向け、公園や緑地の整備、維持管理など住み良い環境づくりの推進に、より一層努めたい」と述べた。
豊見城市緑の少年団代表の男女2人が「緑がもたらす恩恵に感謝し、大切な緑を守り継承していく」と大会決議を宣言した。
大会後、久高校長は「地域の皆さんが学校を地域の財産、心の拠り所として、愛情を持って見守り協力してもらったおかげ。心から感謝したい。引き継ぐ後輩たちに、緑のバトンをしっかりと渡していきた」、伊良皆会長は「地域の活性化のため、緑と花の運動を展開しようと5年前に15人で結成した。今後とも会員一丸となって『安全安心でぷからす緑豊かな花の美(か)ぎ宮古島』をモットーに頑張りたい」とそれぞれ喜びを語った。