宮原小統合向け協議/鏡原地区統合委
通学手段は継続検討
宮原小学校(国仲克紀校長)を鏡原小学校(永松才昜校長)に統合編成するために発足した市鏡原地区幼・小学校統合推進委員会(木曽健二会長)の第2回会合が26日夕、東仲宗根添のとびとり会館で開かれた。宮原小の保護者ら地域住民と宮國博教育長、奥原一秀教育部長ら市の教育委担当職員が統合に向けての課題について検討協議した。
同2校では既に交流授業を開始しており、国仲校長から鏡原小での受け入れ状況について、特に問題などはなく円滑に進められている趣旨の報告があった。
委員会では全会の会議で保留にしてあった民間バス会社に委託しての通学手段等について審議したが、事務局報告によると、定期通学路線を新たに設置した場合、その委託料に年額1100万円の費用が掛かることなどが報告され、高額であることなどから、ジャンボタクシーを使用しての通学や、公募によって運転業務を引き受ける事業者を募集するなど、その他の案で引き続き検討することを決めた。
また、学校記念碑などの管理については当面、学校敷地の現在の場所から動かさずに保存しておき、学校跡利用が決まった段階で再検討することを決めた。
同校では今年度末に「閉校式」を行うが、早期に閉校式のための準備委員会を立ち上げ、その準備に向けて地域と市教育委が協力しながら進めていくことなどを確認した。