衆院選きょう公示/沖縄4区
西銘、仲里氏立候補へ/下地氏は1区から出馬
14日投開票の第47回衆院選は、2日公示される。宮古島市や多良間村などを含む沖縄4区には、自民前職の西銘恒三郎氏(60)と、元県議会議長で新人の仲里利信氏(77)が立候補を予定しており、2人による一騎打ちの公算が大きい。宮古島市出身で元郵政民営化担当相の下地幹郎氏(53)は、1区(那覇市など)から維新の党公認候補として出馬する。
4期目を目指す西銘氏の沖縄本島での出陣式は、午前8時30分から南風原町の津嘉山南交差点で開く。
宮古での支持母体は、知事選を戦った「沖縄21世紀ビジョンを実現する県民の会宮古連合支部」が中心となる。
座喜味一幸県議は、今回の衆院選の位置付けまたは争点として「(安倍晋三首相の経済政策)アベノミクスを継続させるか否かの政権選択の選挙である」と強調。宮古においては、アベノミクスの経済回復の波及効果を挙げ「地方や離島の隅々まで行き渡り、地方を元気にできるという西銘氏の政策を浸透させたい」と話した。
知事選では自主投票だったが、今衆院選では推薦に回る公明については「非常に心強い」と語った。
宮古支部選対本部での出陣式は、午前9時から平良西里の衣料品チェーンストア「しまむら宮古店」隣の同本部で行う。
一方、仲里氏の沖縄本島での出陣式は、午前8時30分から南風原町の兼城交差点で行う。
知事選で初当選を果たした翁長雄志氏の支援母体である「ひやみかちうまんちゅの会」(社民、共産、生活、社大)などが支援する。
宮古では知事選で翁長氏を支援した「うまんちゅの会みゃーく」を中心に選挙戦に入る。
下地学共同代表は「宮古での大きな争点は経済問題。離島の経済振興をどうするかだ。さらには離島へき地における教育問題。保護者の教育費負担軽減をどう図るかが重要課題となる」と述べた。
仲里氏は第1次産業が専門分野だったことを強調。「農産物などの輸送、流通コストの軽減を図ることや下地島空港の利活用を訴えていきたい」と語った。
宮古地区での出陣式は、正午から選対本部がある平良久貝の「ぱいながまホール」で行う。
沖縄1区から出馬する下地氏の出陣式は、午前8時30分から那覇市おもろまちの下地ミキオ後援会事務所で行う。