カボチャ出荷5割の伸び/産地協総会で報告
課題は技術の高度平均化
ゴーヤー、トウガン、カボチャ3品目合同の2010年度産地協議会総会が4日、市役所上野庁舎で開かれた。JAとティダファームたらまを合わせた09年期産カボチャの出荷量が前期比53%増の723㌧と、大幅に伸びたことなどを報告。10年期は、栽培技術の高い水準での平均化に力を入れていく方針を確認した。
産地協議会は、産地ブランドの確立や農家経営の安定向上に寄与する目的で、生産部会の役員や行政、JA職員らをメンバーに組織している。
3品目の産地協議会長を務める村吉順栄市農政課長はあいさつで、合同総会が目的達成のために、良い情報交換の場になるよう期待した。
ゴーヤーの09年期出荷量(JA実績)は、前期比11%増の458㌧と好調。10年期は農家間に反収の格差が見られるため、栽培技術の高位平準化を引き続き図るとしている。
21年期産トウガンの出荷量(JA実績)は、993㌧(前期比11%減)となった。一方、キロ単価は前期比20円高の184円とまずまずの水準。20年期は、農家間にある収量のばらつきの原因を調査し、対策を講じる方針を示した。
各協議会は09年度は、収量や品質向上のため現地検討会や栽培講習会などの活動を実施してきたことを報告した。