子供らが門松作りに挑戦/上野地区
少年補導員協が健全育成活動
宮古島地区少年補導員協議会(野原勝也会長)と宮古島署(平良英俊署長)が主催する「門松作り」が27日、少年の健全育成活動(居場所づくり)の一環として、約30人が参加して上野中学校で行われた。上野地区の子供たち9人が、補導員らから手ほどきを受けながら、一緒に門松作りに挑戦した。門松作りは今年で2回目。
開始式で野原会長は「新しい門松を作って、新しい年を迎えよう。きょうは一人で二つ、一対の門松を作って、家に飾って新年を迎えてほしい」とあいさつした。
芳山辰巳補導員が作り方を説明。子供たちは竹3本をそろえ、鉢に砂を入れて、松の葉で飾り付けをした。
新里穂乃佳さん(上野中3年)は「最初は作り方が分からなくて不安だったが、だんだんと形になった。完成したときはうれしかった」と笑顔を見せた。
比屋根彰馬君(同)は「はじめは竹がうまくまとまらなかった。きれいに組み合わすことができて、自分なりに良くできたと思う。松葉を鉢に挿して飾るのが難しかった」と話した。
門松用の竹や松の枝は、少年補導員らが森林組合で同日の午前中に準備した。
この活動は地域の絆を深め、少年の健全育成活動(居場所づくり)を地域の総合的な活動につなげることなどを目的に行われている。