11/24
2024
Sun
旧暦:10月23日 友引 辛 
社会・全般
2015年1月5日(月)9:00

大橋開通見越し開店/伊良部「なかゆくい商店」

紅芋ぱんびん好評/成人式祝いで700個販売へ


大橋開通を見越して紅芋ぱんびんなどを販売している千鶴さん=5日、伊良部国仲地区

大橋開通を見越して紅芋ぱんびんなどを販売している千鶴さん=5日、伊良部国仲地区

 31日に開通する伊良部大橋を見越してオープンした、伊良部南区の「なかゆくい商店」(手登根光彦代表)で細腕で切り盛りしている手登根千鶴さん(60)の手作り「紅芋(ベニイモ)ぱんびん」などの美味しさが口コミで広がり、人気を集めている。5日に市伊良部公民館で開催される成人式を翌日に控えた4日、祝い用の紅芋ぱんびん700個の注文を引き受けた。今後も細腕繁盛記は続く。

 営業許可は飲食店(食堂)。昨年9月、南区の中心地に当たる国仲集落で営業を始めた。商店前は伊良部・仲地・長浜・佐和田の4集落をつなぐ幹線道路。千鶴さんは手登根代表の母。

 千鶴さんは「ここ数年前まで近辺には雑貨店があったが、現在は閉店の状態になっている。それで雑貨店からオープンさせようと計画していたが、地元に人気の高い天ぷら店から営業することを決めた」と説明した。

 その上で「大橋開通後、地域の状況を見ながら雑貨店を併設したい」と前向きな考えを示した。

 材料の紅芋は地元産、黒糖は宮古産にこだわる。紅芋ぱんびんは全体がキツネ色になるまで揚げる。表面は花が開くように割れ目を入れた形にするのが揚げ方のコツ。

 丸く揚げた紅芋ぱんびんは地元を代表するおやつの一つ。表面のサクサクとした味わいと身のふわっとした食感が人気の秘けつのようだ。

 商店では紅芋ぱんびんのほかに、シイラを材料にした魚天ぷら、野菜(ピーマン、タマネギ、ニンジンなど)天ぷら、カボチャ天ぷら、サツマイモ天ぷら、とり天を販売している。

 地域の活性化に情熱を傾ける千鶴さんは「伊良部大橋の開通が楽しみ。伊良部に訪れる皆さんに自慢の揚げ物を味見させたい」と意気込んでいる。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!