感謝胸に 大人の一歩
698人の門出祝う/宮古島市5地区で成人式
宮古島市の成人式が5日、旧市町村5会場で開かれた。今年の新成人者は698人(男性348人、女性350人)。下地敏彦市長は「自分の行動に責任の持てる大人になって、誇りある宮古島づくりの一員として活躍してくれることを期待している」と式辞を述べた。盛大な祝福を受けた新成人者からは「社会に貢献できるよう頑張りたい」「出会いと絆を大切にしたい」などの決意が示された。多良間村の成人式は一足早く4日に行われた。
平良地区の成人式はマティダ市民劇場で開かれ、新成人461人(男性236人、女性225人)が大人の仲間入りを果たした。
スーツのほか、色とりどりのはかま、着物姿の新成人が一堂に会した会場は、久しぶりの再会を喜びながらスマートフォンで写真を取り合う風景が見られたほか、笑顔があふれ華やかな雰囲気に包まれた。
式典では、みやこ少年少女合唱団が市歌を斉唱したほか、下地市長が映像で式辞を述べ「20年間、皆さんを支え続けてくれた両親や周囲の人たちへの感謝の心を忘れずに素晴らしい人生を歩んでほしい」と呼び掛けた。
市議会の真栄城徳彦議長もあいさつで新成人に対し、夢や目標に向かって努力することを呼び掛けながら、常に感謝の気持ちを持って大きく飛躍することに期待を寄せた。
新成人者を代表して宮川啓さん、根間誠さん、上里茜さんの3人が将来の夢や目標を語りながら「大人としての行動に責任を持ちたい」「感謝の気持ちを忘れずに成人としての新しい人生を歩みたい」「将来、故郷の宮古島に貢献したい」などの決意を表明した。
そのほか、式典前のアトラクションでは、新成人の恩師からのメッセージがビデオレターで紹介されたほか、GBダンススタジオと男塾武-Dooがダンスや演技を披露し、新成人たちの新たな門出を祝った。