新春の夢のせて大空へ/親子凧揚げ大会
絶好日和に歓声/ライオンズクラブ主催
宮古ライオンズクラブ主催の第25回新春親子凧揚げ大会が11日、平良のトゥリバー地区で開催された。親子47組、約200人が参加し手作りの「宮古だこ」や買い物用のビニール袋を加工した手作りだこなどが新春の心地よい風を受けて天高く舞い上がり、晴れ渡った青空を彩った。
午前9時すぎから、参加者たちたこを手に次々と会場に集合。親や祖父母から上手にあげるこつを学んだ子供たちが上空にたこを揚げた。
この日は絶好のたこ揚げ日和となり、参加者たちのたこは青空をバックに気持ちよさそうに泳ぎ、子供たちの歓声も響いた。
松岡琉空君(6)と美海ちゃん(3)の兄妹はいとこの空翔ちゃん(2)と一緒に参加。おじいちゃんの松岡光男さん(61)の手ほどきを受けながら、光男さんの父・定孝さんが60年以上前に作った手作りの蝶々だこを元気よく青空に泳がせた。
琉空君は「おじいちゃんと一緒に上手にたこ揚げできてうれしかった」と笑顔で話した。
光男さんは「私が子供の時に父親が作ってくれたたこをこの大会のために私が手直して持ってきた。4世代でこのたこを楽しめてうれしい」と話した。
松原呂偉君(6)は「お父さんと一緒に上手に揚げることができた」と興奮した様子で話し、父親の慶さん(36)も「毎年この時期は親子でたこ揚げを楽しんでいる。今年は購入したたこだが来年は手作りの宮古だこで参加したい」と意気込んだ。
閉会式では、主催者を代表して友利勝一会長が「この大会は、毎年の恒例行事になっている。これからも継続していくので来年もぜひ多くの親子が参加してほしい」と呼び掛けた。
来賓で出席した市教育委員会の奥原一秀教育部長も「一昔前までは親子でたこ揚げする風景はよく見られたが最近では少なくなった。こうした催しが継続していくとはとても良いことでこれからもたこ揚げを通して親子の絆が深まることを期待している」とあいさつした。
入賞者は次の通り。
最優秀賞=友利統也▽高くまで昇ったで賞=古見隆翔▽デザイン賞=松岡琉空▽ファミリー賞=友利アトム▽アイデア賞=吉沢昊▽ハッスル賞=仲田栞