鏡開きで景気づけ/宮古家畜市場、子牛初競り
JAおきなわ宮古家畜市場で19日、2015年初競り式典が行われた。国会議員、JA、県、宮古島市などの関係者や生産農家らが参加。鏡開きでは、今年1年の活況に期待を込めて景気づけした。
この日の午前8時50分から開かれた式典には、仲里利信衆院議員、JAおきなわの砂川博紀理事長、下地敏彦市長、県農林水産部の山城毅部長(代理)、市議会の真栄城徳彦議長らが出席した。
砂川理事長は「当県が、全国有数の和牛の産地として知られ、子牛の市場評価が高まったのはひとえに購買者のおかげ」と謝意を表した。
その上で「昨年の県内全家畜市場の取扱頭数は2万7324頭、金額で136億6800万円余の実績があった。当家畜市場では、頭数で5326頭、金額で26億700万円余(多良間を含まない)の取扱高となった」と説明し「当JAとしては和牛素牛(もとうし)の生産地として一大産地化を確立するために育種価の高い優良繁殖牛を確保する必要がある」と語った。
下地市長は「肉用牛子牛拠点産地として、県の和牛改良方針と宮古の独自の交配方法により、宮古牛ブランドづくりが進められてきている。昨年の宮古の家畜市場り取引額が、過去最高額32億(多良間を含む)を達成することができた」と述べ、購買者らに感謝した。
次いで真栄城議長の乾杯音頭の発声で、全員が祝杯を上げて高値取引に期待を寄せた。
最後に宮古和牛改良組合の砂川栄一組合長よる一本締めで景気を付けた。
14年競りで1億円以上を買い付けた購買者に記念品が贈られた。購買者の皆さんは次の通り。
水迫畜産▽山口畜産▽唐津農業協同組合▽皇子原肥育牧場▽みちのく村山農協▽藤嶺牧場▽秋山畜産▽森ファーム▽田村畜産▽もとぶ牧場▽JA鳥取中央▽宮崎乳肥農協