初競り最高71万9000円/多良間
子牛1頭平均51万円
【多良間】多良間村の2015年肉用牛初競りが19日、JAおきなわ多良間家畜市場で開かれた。伊良皆光夫村長が引き連れて上場した「一番牛」は、湧川和子さん所有の「ともこ号」で、価格は71万9280円(消費税込み)となりこの日の最高値がついた。子牛1頭当たり平均価格は51万7346円で、前年を9万3629円上回る幸先良いスタートとなった。平均キロ単価は2277円で、同比469円高だった。
初競りには、黒毛和種の子牛123頭、成牛12頭の計135頭が上場され、全ての牛の取引が成立した。総売上高は6582万9240円。
1頭当たりの平均価格を性別で見ると去勢万1525円、雌46万3263円。平均キロ単価は去勢2336円、雌2136円となった。
子牛1頭当たりの平均価格と平均キロ単価を昨年12月競りと比べると、1頭平均は4万9001円高、キロ単価は203円高となった。
初競りの式典には、畜産農家や関係者が大勢参加し、同村議会議員の本村健次氏の乾杯の音頭で今年1年の高値取引を祈願した。
式典であいさつした伊良皆村長は「昨年の家畜市場では高値の取引が行われた」と購買者に感謝。その上で「これからも『多良間の家畜は良い』と言われるように生産に頑張ってほしい」と畜産農家を激励した。