インフル警報発令/宮古保健所
県内全域、本格流行期入り
宮古福祉保健所は21日、インフルエンザの流行警報を発令した。県内全域で警報が発令されており、本格的な流行期に入っている。市内小学校で1学級閉鎖の報告もあり、今後も感染拡大の恐れがある。同所ではうがいや手洗いなど予防策の徹底を呼び掛けている。
第3週(12~18日)の一定点医療機関当たりの患者報告数は34・0人で警報発令の基準値30人を超えた。
年齢別では0~4歳、5~9歳がそれぞれ24人(17・6%)と最も多く、次いで10~14歳21人(15・4%)▽80歳以上14人(10・3%)▽30代人(9・6%)▽40代10人(7・4%)-などとなっている。0~14歳までの患者数が69人(50・7%)と全体の半数を占めている。
同所では予防策として▽帰宅後や食事の前の手洗いとうがい▽バランスよい栄養の摂取と十分な睡眠▽不要不急の外出を避ける-などを呼び掛け。インフルエンザにかかった場合には「すぐに救急を受診するのではなくまずは、かかりつけ医に受診すること。また、マスクを着用するなど、ほかの人にうつさないための『せきエチケット』を守ってほしい」と話している。
一定点医療機関当たり 一つの医療機関に1週間で何人の患者が訪れたかを知る方法。宮古地区では人口比から、インフルエンザについては四つの医療機関(小児科、内科それぞれ2カ所)が指定されている。この医療機関の平均患者数が宮古地区における目安となる。