宮古島市、連覇成らず3位
仲間、與那嶺が区間1位/女子の部は優勝
【那覇支社】県知事杯第38回沖縄一周市郡対抗駅伝競走大会(主催・沖縄陸上球技協会)は最終日の25日、国頭郵便局から那覇市の奥武山陸上競技場までの14区間128・3㌔で行われ、連覇を狙った宮古島市は16時間52分30秒で総合3位だった。優勝は国頭郡で3年ぶり8度目の頂点。タイムは16時間43分52秒だった。2位は16時間46分26秒で昨年同様、那覇市。女子の部は仲間千華(愛知電機)の区間新記録の走りなどで宮古島市が優勝した。
初日に総合3位につけた宮古島市は、最終日に望みをつなぎ、後半では仲間と與那嶺恭兵(琉球物流)の男女のエースを投入し逆転優勝を狙った。
26区(6・4㌔)で3位でたすきをもらった仲間は、自らの区間記録を更新する21分28秒の区間新の走りで2人を抜き首位に立った。
しかし、仲間からたすきを受けた27区の走者が28区中継手前で体調不良により棄権、リタイア。このため、同区間の最下位走者に5分加算したタイムを適用され後退した。
宮古島市は優勝争いから脱落したかに見えたが、アンカー(30区11・6㌔)の與那嶺が追い上げ、37分33秒の区間1位で3位に食い込んだ。
アンカーで区間1位・與那嶺恭兵の話 5、6㌔当たりで国頭を抜いたが、先頭の那覇までは追い付けなかった。総合で絶対に3位、あわよくば2位との強い思いで走った。風邪気味で体調はあまり良くなかった。調子は悪いなりにも気持ちを切らさずに1秒1秒大事に走った。きょうの悔しさを忘れずに来年は必ず優勝したい。
26区で区間新記録・仲間千華の話 暑かったし風も強くきつかった。自己記録が更新できて、自分でも力が付いたのかなと思う。目標だった女子の優勝に貢献できて良かったが、総合2連覇を逃したのは悔しい。
池間啓貴監督の話 初日にトップの那覇に7分差を付けられたが、諦めずに2日目の前半に逆転できた。26区で総合トップに立ったので、その時点ではいけるかなと思ったが…。初日の差が後々に影響した。無理して後を追う展開になってしまった。このチームは優勝できる力を持っている。練習に励んでもらい来年はリベンジしてもらいたい。