がんずううやき
2015年1月28日(水)8:55
砂川 松吉さん(88歳)(城辺字下里添・上区)
牛と共に60年
60年近く牛と共に歩んできた。和牛繁殖経営は雌子牛1頭から始まった。20頭に増えたころ長男博一さんに経営を引き継いだ。現在は母牛27~28頭を飼う。
松吉さんは現在も現役で、牧草のカット(給餌の準備)や牧草を刈るのが日課だ。
1978年には宮古和牛改良組合の初代組合長に就任し、母牛群の改良に陣頭指揮を執った。本土と10万円もあった子牛価格差は現在、肩を並べるまでになった。「宮古の改良進展は夢のような話だよ」と話す。牛作り名人の松吉さんは全国和牛能力共進会に県代表で出品したこともあった。
人望が厚く、旧城辺町議会議員を4期16年務めた。農業委員や県名誉農業指導士などの職務も長年担い、地域農業を引っ張ってきた。農業や行政、政治面での功績が認められ2014年8月、旭日単光章を受章した。
米寿の祝いでは「老後の健康は適当な食事、睡眠、労働、休養が第一だ」と話した。
子供6人、孫13人、ひ孫9人。
1926(大正15)年7月18日生まれ