産業・経済
2015年3月3日(火)9:00
毎年20%の生産増目指す/宮古織物組合
臨時総会で第8次計画承認
宮古織物事業協同組合(理事長・長濱政治副市長)の2014年度第2回臨時総会が2日、市伝統工芸品センターで開かれた。2015年度からの5年間の生産目標などを定めた第8次振興計画について審議を行い、宮古上布十字絣の生産量を毎年、前年度実績の20%増を目指すとする計画を全会一致で承認した。
同組合では、補助金の支給を受けるため5年間の振興計画を作成し、国と県へ提出していて、現在の第7次計画が今年度で終了することから、新たな計画案を策定した。
計画案では、今年度の生産見込み数が9反の宮古上布十字絣の生産量を、毎年度20%ずつ増加させ、計画終了年度の19年度には19反にまで増やす目標を設定した。
臨時総会では、事務局から今年度の宮古上布十字絣の生産見込みが計画で目標とした26反を大きく下回る9反となる見込みであることや原材料の確保状況などを説明するとともに、新たな計画案を示した。
審議の結果、計画案は全会一致で承認。今後、同計画は県と国へ提出される。