与党議員に公開質問状/西里市議資格審査特別委
野党議員ら回答求める
西里芳明市議の議員資格について審査してきた特別委員会(垣花健志委員長)が、「議論は尽くした」と主張する与党議員による強行採決で議員資格は有するとの判断したことに反発する野党議員ら11人が3日、垣花委員長と賛成した5人の与党議員に対し公開質問状を提出。きょう4日までの回答を求めた。
公開質問状を連名で提出したのは、新里聡氏、山里雅彦氏、下地智氏、前里光恵氏、池間豊氏、粟国恒広氏、仲間賴信氏、新城元吉氏、亀濱玲子氏、國仲昌二氏、上里樹氏の11人。西里氏が在籍する建設会社が市と請負契約を締結することが地方自治法の議員の兼業禁止に該当しないとする理由の説明や、判断基準を請負業務量の%としていることに対し、「半分に満たない場合でも兼業の禁止に抵触する場合もある」との最高裁判例があることを指摘し、その判例を覆す資料の提示などを求めている。
11人を代表して新里氏が質問状を読み上げ、垣花委員長に手渡すとともに、委員会で賛成した下地明氏、佐久本洋介氏、棚原芳樹氏、平良敏夫氏、高吉幸光氏に質問状を配布し、きょう4日正午までの回答を求めた。
受け取った垣花委員長は「中身を精査して、回答するかどうかも含め検討したい」との考えを示した。