小さなごみも見逃さない
海の環境ネット 長間浜を清掃
宮古島海の環境ネットワーク主催のボランティア海岸清掃活動が8日、城辺の長間浜で行われた。同ネットワーク会員や一般参加の市民ら約20人が参加。海岸に漂着したと見られるごみなどを手作業で拾い集めた。
同ネットワークでは毎年10月から4月の間に、漂着ごみが多く打ち上げられるビーチで月に1回程度、ボランティア清掃を企画し、市民に協力を呼び掛けている。
同海岸は、重機を使った大掛かりな清掃が先日行われたばかりだが、小さなごみがまだ多く残っていることから今回、清掃活動場所に選ばれた。
同ネットワークの共同代表で海岸清掃委員の隈本剛委員長は参加者に対し、オーストラリアで最近、小さなごみをサンゴが食べてしまうことで死んでしまうとの報告があることを紹介し、小さなごみの回収への協力を呼び掛けた。
参加者たちは、ペットボトルやペットボトルキャップ、プラスチックや発泡スチロールの破片など広い海岸に点在するごみを手分けして拾い集めた。
今回が初参加という永井則行さん(62)=上野=は「宮古が好きで2年前に移住してきたが、住んでみてはじめてビーチに多くのごみがあることを知った。きれいな島、きれいな海なのに、なぜこんなにごみがあるのだろうと感じる」と感想を語った。