世界的バイオリニスト共演へ/市制10周年記念事業
ギトリス氏が再来島/5月に青少年国際音楽祭
みやこじま青少年国際音楽祭実行委員会(会長・下地敏彦市長)は9日、市平良庁舎で会見を開き、「第2回みやこじま青少年国際音楽祭~パールオブオーシャン~」の開催日などを発表した。同音楽祭は宮古島市市制施行10周年記念事業の一環として行われる。第1日は5月8日に、マティダ市民劇場で行われる。この音楽祭は国内外の一流音楽家と、宮古島を含む国内外の児童生徒が出演、交流する。会見には同実行委の宮國博教育長と天野誠副会長が同席した。
20世紀最後の巨匠と呼ばれるバイオリニストのイヴリー・ギトリスさん、日本フィルハーモニー交響楽団のソロコンサートマスターの木野雅之さん、岡田光樹さん、鷲見(すみ)恵理子さんの4人の世界的バイオリニストが共演する
第1日の前売り券は、TSUTAYA、BOOKSきょうはん、ファミリーマート(宮古島市内)で16日から発売する。全席自由席で一般が3000円、宮古島市民は2000円(当日券は2500円)。高校生以下は無料。島外在住で入場券を希望する人は、同実行委員会のHP(http://miyakojimakodomo.com/)で予約販売を受け付ける。
下地市長は「青少年国際音楽祭を去年初めて開催した。宮古島の子供たちもかなり刺激を受けた。去年に引き続きギトリスさんも参加する。国内ではなかなかギトリスさんの演奏を聴く機会は少ない。ぜひ、多くの人に劇場に足を運んでほしい」と呼び掛けた。
第2日は8月上旬に、マティダ市民劇場での開催が予定されている。東北ユースオーケストラ(坂本龍一代表)ほか、木野雅之さん、市ジュニアオーケストラが出演する。
YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)元メンバーで音楽家の坂本龍一さんも来島を強く望んでいるが、現在病気療養中のため、調整中。
第3日は来年3月下旬に市ジュニアオーケストラと、児童生徒が、ドイツ連邦共和国マンハイム市立音楽学校のホールなどで同音楽学校の青少年管弦楽団と共演する予定。宮國教育長は「宮古島で素晴らしい音楽を通して交流ができることを大変喜んでいる」と述べた。