特別委判断を採決へ/市議会
「議員資格」「懲罰」
開会中の市議会3月定例会はきょう11日に本会議が行われ、二つの特別委員会で決定した西里芳明市議の議員資格と仲間賴信市議の懲罰についての委員会報告と採決が行われる。
この特別委を巡る問題で市議会の勢力図は大きく変化。これま圧倒的与党多数の構図が崩壊し、現在は議長を除いて与党14人(公明含む)に対して対立する勢力は11人となっており、両特別委員会委員長の報告を受けた後の質疑、討論では激しい舌戦が予想されている。
西里氏議員資格を巡る問題では、野党ら11人が市選挙管理委員会に対して9日に提出した公開質問状の回答期限を10日としていたが、市選管側から「2、3日待ってほしい」との打診を受け、10日の回答には至らなかった。
また、野党らは10日に議会事務局を通して西里氏の議員資格審査する特別委員会の開催を垣花健志委員長に求めたが垣花委員長から池間豊氏に対して「開催できない」との回答があったという。
西里氏の議員資格については「議員資格は有しない」とすることについての賛否が挙手で求められる。「有しない」との決定には出席議員の「3分の2以上」の賛成が必要となっている。
そのほか、特別委で「戒告処分」が決定している仲間氏が、真栄城徳彦議長に対して「弁明をしたい」との意向を伝えているが、特別委では同氏の弁明が拒否されてることから、本会議で与党側が弁明の機会を与えるかどうかの採決も注目となっている。