議会答弁訂正求める/國仲氏
選管委員長宛に文書提出
國仲昌二氏が市議当選以前に代表を務めていた菓子店が市内中学校受験生にクッキーを贈ったことについて、市選挙管理委員会の下地淳徳委員長が19日、市議会3月定例会で「公職選挙法に抵触する恐れがある」と答弁したことに対し、國仲氏は「誤解を招く答弁」として同日、同委員会に答弁の訂正を求める文書を提出した。
國仲氏によると、市議選挙届け出前に菓子店代表を退き、当選後は店そのものから離れ、給与などは一切受け取っていないという。今回の下地委員長答弁については、同店が中学生に菓子を贈ったことを報じる新聞記事の中で、國仲氏を「同店スタッフ」(國仲氏は否定)とした情報を根拠に、事実関係を行うことなく発言されたことを問題視。同日の一般質問終了後、選挙管理委員会の宮國恵良事務局長に答弁の訂正を求める委員長宛の文書を手渡し、きょう20日の議会冒頭での回答を求めた。
文書では、①選挙管理委員会を開催して答弁の確認をしていないことを明言する②個別事案に対しては調査は行わず、マスコミの情報のみによる一般論としての答弁であることを明言する③「恐れがある」を「恐れがある場合がある」とする-ことを求めている。
國仲氏は「事実確認を全く行わず、極めて重要な議員身分に関するあのような答弁が許されるというのなら、議会のあり方が非常に問われると思う」との考えを示した。