11/22
2024
Fri
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
政治・行政
2015年3月21日(土)9:00

漁協の見解見守る考え/市議会一般質問

アーサ採取で下地市長

 下地敏彦市長は20日、海岸に自生している海藻の一種「ヒトエグサ」(宮古方言・アーサ)の採取について「これまでの慣習がある。家で食べる分には良いのではないのかという話もある」と述べ、近日中に3漁協(宮古島、伊良部、池間)が示す予定の「統一見解」を注意深く見守る考えを示した。同日行われた市議会3月定例会一般質問で、上地廣敏氏の質問に答えた。

 上地氏は質問で「県下36漁協のうち、アーサを漁業権対象種に指定し、採取を禁止しているのは15漁協と半数に満たない。多良間島の周辺海域も指定されていない。アーサは宮古の風物詩、昔からの慣習として特にお年寄りの皆さんは楽しみにしている。寛大な措置を漁協に申し入れた方が良いのではないか」と述べた。

 これに対し下地市長は「アーサが豊富でそれを漁業として営んでいる地域は、共同漁業権という形で指定される。多良間はアーサを漁業としてやっておらず、地域の人たちだけが採取している。特に漁業者の権利として保護する必要はない」と述べた。

 一方で下地市長は「これまでの慣習もある」と話し、自家消費についてはある程度の理解を示したが「近々漁協が見解を出すというので、その中身を見てから十分に調整してみたい」と述べるにとどめた。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!