社会・全般
2015年3月25日(水)9:00
アダンでアンディーラ作り/いけまシマ学校
サニツ向け昔ながらに
いけま福祉支援センター(前泊博美理事長)が運営するいけまシマ学校(儀間利津子校長)は24日、第11回「アンディーラ(網袋)を編む」を実施した。お年寄りら20人が参加し、昔から伝わる魚介類や農作物を入れるアンディーラを完成させた。4月21日に当たるサニツ(旧暦3月3日)と呼ばれる浜下りで活用する予定。
冒頭、儀間校長は「昔からのアンディーラはアダンの気根で作った丈夫な網袋で、住民から愛用され重宝されていた。きょうは楽しくアンディーラを作ってください」と激励した。
儀間校長は手作り作業開始前に、この日の講師となる地元の仲間愛子さん(84)に講師任命書を交付した。県立看護大学の学生らが参加し交流を深めた。
参加者らは、ビニール製の縄で挑戦。慣れた手さばきで完成させた女性は出来栄えに満足の表情を見せていた。手軽で実用的で耐久性のある網袋を手に潮干狩りを楽しみにしていた。
参加した勝連昭子さん(87)は「久しぶりに頑張って編んだ」と満足そうに語った。