10万6200㌧を搬入/宮糖城辺工場キビ搬入終了
平均糖度は14・09度/地区全体量は32万㌧台に
宮古製糖城辺工場の2014-15年産サトウキビの搬入が27日、終了した。1月7日から80日間の累計搬入量は10万6228㌧で当初の予想量を1000㌧上回る実績となった。平均糖度は14・09度と高く、14-15年産は質、量ともに豊作型となった。同工場の搬入終了で、本島内製糖2工場の合計搬入量は23万9484㌧に。宮糖伊良部、同多良間の搬入量を合わせた地区全体のキビ生産量は32万㌧台になる見込みだ。
宮糖城辺工場は27日、午後5時ごろまで原料(サトウキビ)を受け付け、今期の搬入を終了した。
搬入原料のうち、機械刈りが6万8729㌧と全体の64・7%を占め、収穫の方法が手刈りから機械刈りにシフトしている現状が浮き彫りとなった。
宮糖によると、累計の糖度区分別構成比は基準糖度帯(13・1~14・3度)以上の原料が全体の39・56%を占めており、基準糖度帯の原料は46・92%と品質の高さをうかがわせた。最高の糖度は18・10度、最低糖度は9・60度だった。
生産農家に支払われるキビ代金は、国の交付金を含めて1㌧当たり2万2117円となった。
今期のサトウキビは、台風の被害が少なかったことや生育旺盛期の5月から8月に適度な降雨に恵まれて順調に生育した。9~10月の少雨傾向も最小限の被害で食い止め、質、量ともに豊作型となっている。
宮糖伊良部、同多良間は4月初旬までの操業を予定しており、両工場への搬入量を含めた地区全体の生産量は前期並みの32万㌧台になる見込みだ。