北が優勝、総合3連覇/宮古体育大会
最終・陸上競技で逆転
第37回宮古体育大会は10日、宮古島市陸上競技場で陸上競技大会を行い、全競技日程を終了した。15競技のポイントで競う総合の部は北学区が優勝、この日の陸上競技で平一学区を逆転し3年連続総合優勝を達成した。2位は平一、3位には上野が入った。同日で約2カ月にわたる大会は終了、各競技の上位入賞選手は県民大会に向けて最終調整に入る。
宮古体育大会には18学区がエントリー、8月に開幕し、バレーボールやバスケットボール、ハンドボール、剣道、柔道、ゴルフなどで各学区の代表選手が勝敗を競ってきた。
優勝した北はほぼ全競技に出場して着実にポイントを獲得。軟式野球、剣道、柔道、陸上の男子で優勝したほか、テニスやハンドボール、ゴルフ、サッカーなどの競技で上位入賞した。
ただ、選手層の厚い平一が陸上競技を残した時点ではトップに立ち、北は追いかける展開だった。この陸上競技が総合の勝敗を分ける局面で北は躍進、男子優勝、女子4位、壮年3位で総合2位を獲得し、平一をかわして逆転優勝した。
北学区体育協会の下地勇徳会長は「苦しい展開だった」としながらも「素晴らしい成果を挙げられた」と優勝に胸を張った。「選手の皆さんの頑張りやチームワークはもとより地域の支えがあったからこそ3連覇を達成することができた。陸上競技まで負けていたが逆転することができたのもスタッフが選手の発掘に一丸となって取り組んだ結果だ。来年も優勝し、4連覇を狙いたい」と話した。
前回2位の平一は陸上競技で得点を積み重ねることができず、雪辱はならなかった。3位の上野も健闘したが上位2学区に比べて不出場競技の多さが総合成績に響いた。4位は東、5位久松、6位には佐良浜が入った。