コミニティー施設の完成祝う/多良間村
村民の活動拠点に/テープカットで開所告げる
【多良間】多良間村コミニティー施設の落成・祝賀会が16日、同施設で行われた。伊良皆光夫村長や村関係者がテープカットで開所を告げた。祝賀会では大勢の村民が参加し、生涯学習の場など村民の活動や憩いの場として発展することを期待した。同施設は村制施行百周年(2013年11月に式典挙行)の記念事業。
公民館の老朽化により、村役場隣に建設した。3階建て。総事業費は3億9900万円で一括交付金を活用した。
多目的ホールや研修室、料理実習室などを完備する交流施設で、災害に備えた物資の備蓄室も設置。村民だけでなく観光客など幅広い利用が可能となっている。
式典で伊良皆村長は「村民が待ち望んでいた施設のオープンができ感無量。村民の皆様とこの大きな喜びを分かち合い、今後も生涯学習の場、健康づくりの場、村づくりの場、いこいの場として発展してほしい」とあいさつ。同施設の工事に携わった関係者に感謝状を授与した。
引き続き行われた祝賀会では鏡開きの後、「かぎやで風」など祝宴にふさわしい踊りが繰り広げられ祝賀気分盛り上げた。
敷地面積は1032平方㍍で、コミュニティーセンターの延べ床面積は979平方㍍、1階部分には多目的ホールを設置、舞台発表など大小の行事を開催できるスペースを確保した。
そのほかエントランスホールや相談室、事務室を整備した。授乳室のほか、車椅子でも直接出入りができるようにバリアフリー化し、乳幼児を抱える女性やお年寄り、障害者らが利用しやすい施設にした。
2階には研修室や視聴覚室、会議室、資料庫、料理実習室、3階部分には災害時用の備蓄室と防災緊急放送室、自家発電室などがある。
隣接する役場と2階部分を渡り廊下でつなぎ、利便性を図った。