前泊さんらに感謝状贈呈/市消防本部
適確な救命措置で救助活動
市消防本部(来間克消防長)は15日、人命救助に貢献したとして、下地の「エメラルドコーストゴルフリンクス」副総支配人の前泊辰美さん(56)、北海道釧路市から訪れた「72ゴルフ倶楽部」総支配人の川上登さん(56)、介護施設を運営する「そんぐ」代表取締役専務の中村孝之さん(56)ら6人に感謝状・盾・記念品を贈った。
同本部によると、今年2月20日、釧路市から訪れた川上さんらの友人男性1人が同ゴルフ場で倒れ、意識・呼吸・脈拍がない状態となった。前泊さんと参加メンバーらは救急車が到着するまでの間、心臓マッサージなどを行い、男性は救急車で搬送された宮古病院で一命を取り留めた。
表彰式では、前泊さんら3人が出席し、釧路市に住む残り3人は諸事情で参加できなかった。
来間消防長は「尊い命が救われたことに対し感謝と敬意を表したい。皆さんのしっかりとした救命の連鎖で助かった」と高く評価した。
感謝状を受け取った3人を代表して川上さんは、感謝状授与に礼を述べた上で「釧路市から一緒に訪れた友人が助かり、大変感謝している。友人は今はゴルフを楽しんでおり、また来年こちらに連れて来ることになっている」と明るい表情で語った。
中村さんは「宮古島には5年連続訪れている。ゴルフ場で倒れた友人の脈拍が上がった時には『これで助かる』と思っていた。友人は命のリレーで助かった」と振り返った。