世界の〝強人〟が結集/トライ開会式
持てる力出し切る/ウイリアムスが選手宣誓
伊良部大橋と伊良部島が初めてコースになる第31回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市ほか)の開会式が17日夜、市総合体育館で開かれた。全国47都道府県と海外15の国と地域から計1500人余が参加。あすのレース本番に向け気持ちを引き締めた。前回大会を制したベンジャミン・ウイリアムス選手が「正々堂々と闘うことを誓う」と選手宣誓を行った。レースはあす19日午前7時、下地前浜ビーチのスイムを皮切りにバイク、ランの合計距離202・195㌔で競われる。
1月の伊良部大橋開通に伴い、今回からバイクコースに同大橋と伊良部島が含まれ距離も2㌔延びる。宮古に集った「強人」たちが新たにコースとなった伊良部大橋と伊良部路をどう攻略するか注目となっている。
開会式で大会長の下地敏彦市長は「三つの橋を渡り、四つの島を巡るダイナミックなコースは宮古島大会ならでは。伊良部島では島を挙げて大会を盛り上げてくれると思う。選手に皆さんには思い出に残る感動のゴールを目指してほしい」と呼び掛けた。
また、山口俊一内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)(代読)、翁長雄志知事(同)がそれぞれ祝辞を述べ、伊良部島を含めた新コースに挑むアスリートたちの健闘に期待を寄せた。
選手宣誓では連覇を狙うウイリアムス選手が「この大会を支えるすべての人に感謝しながら持てる力を出し切るとともに、日本人選手をはじめ世界各国から集まったアスリートを代表して正々堂々と闘うことを誓う。タンディガータンディ」と力強く宣誓した。
最後は特別協賛社を代表して日本トランスオーシャン航空の丸川潔社長の発声で乾杯が行われ、参加者たちは「ワイドー」の掛け声で一斉に乾杯をし、本番での健闘を誓った。
そのほか、オープニングでは琉球國祭り太鼓による演舞も披露された。