花冠に思い込め/トライアスロン大会
保育士30人が手作り/きょう「強人」の頭上へ
きょう19日に開催される第31回全日本トライアスロン宮古島大会に向け、毎年恒例となっている上位100人に贈られる花冠の手作り作業が18日午後、市総合体育館で行われた。市内の法人保育園で働く保育士約30人がボランティアで参加し、シダにスターチスの花を編み込む花冠約100個を丁寧に作り上げた。今年は伊良部大橋と伊良部島が初めてコースになり、過酷さを増したレースに出場する全選手の完走と検討を願って花冠を完成させた。
この日完成した花冠は、昨年よりも2㌔延びて3種目202・195㌔を完走した選手のうち、上位100人に贈られる。
過酷なレースを走り抜いた選手たちの頭上に輝くこの花冠は、「強人」の称号となる。
過去には完走者全員分の花冠を作っていたが、近年はシダの不足で100個に限定されている。
第31回大会用の花冠づくりには、市内10カ所の保育園から約30人が参加した。何度も参加している人は作業を手際よく進め、初めての参加者にも丁寧に作り方を教えていた。参加者たちはシダをきっちりと編み込みながらピンク、黄色、紫のスターチスの花も一緒に編み込み、それぞれが思いを込めた世界に一つだけの花冠を作り上げていた。
みつば保育園の糸数彩さんは2回目の参加。「久しぶりの参加なので時間はかかるがゆっくり丁寧に作っている。大会本番は少し天気が悪そうだけど、みんなが最後まで頑張ってゴールすることを願って花冠を作りたい」と笑顔で話した。
参加者たちは、宮古島大会に挑む強人たちがゴールする姿を思い描きながら、笑顔で作業を進めていた。